Playable Space 01 | 2021

Type :Virtual Space/Architecture/Game Engine

Member :Yusuke Takahashi(digital design) / Masato Ashida(Architect)

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 建築分野でのデザイン検討ツールとしてUnrealEngine4(以下UE4)が用いられることが増えてきたが、そこで作成されたデータの価値が話題にのぼることはあまりない。

建築の設計にはいくつかの段階と多くの分岐がある。それらデザインの軌跡は最終的に設計された建築のヒストリーとなり、デザインの重要なアーカイブとなる。建築におけるUE4を用いたプロジェクトはそのようなプロセスをプレイアブルなものとして残すことができるのではないだろうか。そのような考えからplayable spaceのプロジェクトが始まった。プレイアブルな形でバーチャル化された空間は従来のケッチや図面、模型とは異なった情報を持ったメディアとして建築のプロセスを記録することできる。playable spaceは新しい形で建築のプロセスを記録する実験的な試みである。またその先の段階としてそれらのデータを転用することで新しい作品の制作が可能ではないかと考えている。

 

 本プロジェクト第一弾となるplayable space 01では、蘆田暢人建築設計事務所による東京の住宅「世田谷の浮居」を対象とした。本建築はシンプルな平面構成に複雑なヴォイドの構成が重なる空間になっており、シークエンスや各空間からのビューの詳細な検討が必要とされていた。初期デザインフェーズからプロジェクトに参加し、ボリュームスタディの段階からバーチャル空間化し、空間を歩きながら検討することを可能にした。設計の進行に合わせて空間のレイアウトやライティング、マテリアルの検討など様々な段階でバーチャル空間を作成した。